2011年09月19日

本当に円高?

1 アウトバーン.jpg

 円高円高、と騒がれているけど、あくまでも額面だけの話であって、決して本当の意味での円高ではないです。

 購買力平価というものがあって、それで本当の通貨の力がわかります。
http://stats.oecd.org/Index.aspx?datasetcode=SNA_TABLE4
(購買力平価 By OECD. USAを1.00とみる)
 
 13.アイルランドポンド.jpg

 例えば、アメリカで1ドルのハンバーガーがあります。1ドルが100円ならば、日本でも100円で買えるように勤める、というのが為替相場の原則です。

 ところが、為替相場で1ドルが80円になった場合、そのハンバーガーは80円で買える計算になります。100ドルのメガネが、1ドル100円ならば1万円ですが、1ドル80円になれば8000円で買えます。

 また逆に、アメリカさんからみれば、100ドルで買えるメガネが、1ドル80円ならば、125ドル出さないと日本でメガネは買えません。つまり、この場合だけ日本円は価値が騰がった、と見えます。

 アメリカではドルを中心に為替レートが表示されますので、100¥≒1.3$、または、1¥≒0.013017$、と表示されます。私がイギリスにいた時は、1英ポンドが1ユーロいくらなのか?とか出ていて、当時は1ポンド1.5か1.6ユーロでした。逆に欧州側から見れば、1ユーロ0.66ポンド、とか出るわけです。

 ところが、昨今の円高は本当の‘戦後市場(史上)最高値’の円高ではありません(あくまでも最高値ではない、よいう意を強調)。また、通貨(お金)の価値は、株式のように会社の価値とかではなく、基準となるものがありません。円の価値=日本国の価値ではないです。

 今、日本円は1ドル76円くらいで落ち着いてます。円高だ!輸出企業がピンチだ!政府や日銀は何とかしろ!とマスコミが騒いでいますが、本当にそうなのでしょうか。どうも、輸出企業が海外に出る口実を作ろうとしているとしか思えません。

 例えば、先ほどのハンバーガーですが、1ドルのハンバーガーが100円から80円で買えたなら円高ですよね。ところが、では、アメリカ様のハンバーガーが1ドルから1.3ドルに値上げしたらどうでしょうか。1ドル80円計算で104円もします。これだと円高とは感じませんね。

 同様に、石油の値段が2000年のころは、1ドル105円、1バレル(158.987295 リットル)28ドル前後でしたので、リッター18〜20円程度ということですね。

 さて現在は・・・、ここ3ヶ月の為替相場と石油相場は、1ドル80円程度として、1バレル90ドル前後です。つまり、リッター45円程度になります。いくら円高と叫ばれても、11年前に比べて石油は2倍以上も日本では値上がっています。それでもガソリンスタンドでは2倍は超えていないのを観ると、けっこう石油業界は努力しているのかな?と感じます。

 石油は先物なので市場で取引されるのは何ヶ月も先の石油の値段であり、さらに、タンカーに積み込まれた時、その運賃と保険料、陸上での輸送代、製油のコスト、税金等によってガソリンの値段がああなっています。だから、産地から遠くても製油の技術が優れている日本のほうがガソリンが安い、という珍現象も多々観られます。トルコなどは、産油国が隣にあるのに日本より高いんですよ。

 (石油の値段は、産地によって値段がまちまちで、不純物が少なく、ガソリンや灯油向けに使われる軽質油はWTIが有名で高値で取引され、反対に重質で硫黄が多いドバイ原油はWTIより若干安くなる傾向がある)。

 話は元に戻しますが、円高円高と騒いでいるわりには円高ではないんですよ。以下にとあるプログを見つけましたので、参考としてリンクします。

 http://ameblo.jp/fwic7889/entry-10857299636.html

 高いでしょう。

 欧州やアメリカ様は、お札をジャブジャブ刷って世の中にお金をばら撒きました。当然ながらそのお札の価値は下がります。つまりインフレです。リーマンショックで景気が一気に冷えこみ、輸出産業を助け、日本みたいにデフレを避けるため、インフレにわざとしたのです。

 ヨーロッパもインフレが怖いためアメリカほどジャブジャブにしませんでしたが、それでもかなりのインフレになっています。それでいてユーロはアメリカドルに比べてかなり割高なレートといるかもしれません。

 日本はデフレです。値上がりしたのはタクシーの運賃や石油でしょうか。ほかはかわらず、または安くなってます。JRなんか消費税を除けば全然値上げしていません。ヨーロッパの鉄道は毎年値上げしています。国によって高い安いはありますが、英国・ドイツはメチャクチャ高く、イタリアやギリシャは交通費は安いです。しかし、イタリア人の平均月収は15万円くらい、とイタリア在住の親戚が言っていました。なのに、日本とさほど変わらない、食べ物とかは日本よりも高いので相当不満が溜まっているようです。交通費はまだまだ安いですが。

 こうしてみると、1ドル76円で止まっているのは、政府が隠れ介入をやっているのでは?と感じてしまいます。もし、給料が低いまま円安になって物価が騰がればどうなるのでしょうか。スタグフレーションほど恐ろしいものはありませんね。

 とにかく、石油の値段が暴落して、飛行機のサーチャージゼロにならないかな?

 イラク フセイン札.jpg


posted by kazunn2005 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記