2011年03月27日

私も猫も体調不良(日曜雑談)

P1121232.JPG

 地震から15日以上がたち、原子力関連の騒動はまだ深刻な段階です。うちの親戚は福島県の二本松市にいるのですが、風向きの関係で数値が高くなる日があるそうで怖がっています。そして、米とじゃがいもを出荷している農家なのですが(昔は蚕とタバコの葉っぱもやっていた)、もう壊滅状態との事です。原子力の事故はすべてを、未来に渡って本当にすべてを失います。
 
こんな罪深い事態に今後の責任のこと、原子力政策のこと、エネルギー全般の事、いろいろと追求されると思いますが、日本マスコミは大きなところに牛耳られていますので、原子力産業という巨大利権を敵に回せるのか疑問が残ります。

 彼らは日本国民の命よりも利権と保身が優先なのは明白なのだし、危ない仕事は電力会社やその下請けに任せればいい、という発想しか持っていないのですから恐ろしい事です。浜岡原発が東海地震の震源域の中に造った事がそれを証明しています。まして津波よけは現在数メートル分のみで、おもいっきり今も稼動してます。

 こうした事故が起こっても一時的に軌道修正するえしょうが、あの巨大利権集団が消滅するとは思えませんし、でも戦わなければいけないと思います。

 太陽光は沢山の土地が必要な割にはたいした電力を出さないし、風力も同様。地熱は場所が限られる上、たいした電力を出しません。潮力発電というのはまだ日本にありませんが、今後の課題でしょう。
 とすると、火力か水力?どれだけ相当な原油や石炭、天然ガスを使うのでしょうか。原発をただ廃止する!という事は無茶なことだと現実は語ってます。しかし、今後新しく造る分はもうストップすべきだと思っています。

 関東圏では日曜日の『たかじん委員会』の番組が流されないので観れないのが残念ですが、以下を載せます。
http://www.youtube.com/watch?v=SfnjwOYF268&feature=youtube_gdata_player


 さて、わたくしごとですが、体調を崩しました。いろいろありまして、精神的にも弱っていたときにこうです。40度以上の熱が出ましたが、病院にいったら「インフルエンザではない」との事だったので安心して安静にしていました。

 しかし、食欲がでず、体も重く、電話で少ししゃべるくらいで後は誰とも話をしていません。なんか、こう、気力が弱っている自分がわかるんですよね。明日の職場の事を思うととっても陰鬱にんるんです。「なにやってんだろ」と思うも何も出来ず・・

 昨日、愛猫のクロを動物病院まで迎えに行きました。クロは先月あたりから体下半分の毛が固まってしまい、また歯槽膿漏の限界がきていました。あまりにも臭いのでついに病院に連れて行きました。
 医者は、「人間で言うと100歳を超えているので、今は以前より柔らかな麻酔がありますが、麻酔を打ったら死んでしまうかもしれません。それでもよかったら、毛の塊を取るのと、歯を抜けますが。」結局、麻酔をお願いして一晩病院に預けました、
 翌日、迎えに行くと、他のワンちゃんたちよりも甲高い叫び声が聞こえてきます。クロです。威嚇と恐怖の声で全身が震えていました。
 観ると、口元はきれいになり、全部ではありませんが、多くの毛玉はきれいにはがされていました。先生曰く、毛玉の下には膿が溜まっていて大変な事になっていたと。だから治療も相当苦労した、と言っていました。

 おかげで治療費もすさまじかったです。

 病院からの帰り道、国道のトラックやバイクの音、そして寒さに震え、この世のものとは思えない血相をしていました。そんなクロが自宅に到着すると、いつもと変わらぬだみ声でえさを早速要求してきました。いやはや、この気が強さが長生きの秘訣なのかもしれません。

 うちのクロはもう少し長寿の記録を伸ばしそうです。
2011.3 .27 手術後(6).JPG
posted by kazunn2005 at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月21日

震災10日眼

 昨日、ドイツの友人から電話があり、
「日本は放射能でもうおしまい、っていう感じの報道だよ。生きてるの?」との事。一応生きているし、軽く見ていけないし、楽観もまだ早いけど、絶望まではいっていないよ。難しい状況だけど全然大丈夫だよ」と言っておきました。欧州では、昨日からリビアのカダフィーの報道と日本の原発の報道で騒いでいるそうです。

 さて、震災から10日ほど経った、東北地方の鉄道の現況です。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20110317/546478/?SS=imgview&FD=1305623194

 在来線の重要幹線では、東北本線と常磐線がズタズタの状況です。常磐線が全線復旧する事など、原発の事を考えたら絶望的ですし、東北本線の復旧がなされないと、対北海道などの物流に深刻な影響を長期にわたって及ぼします。羽越線は単線の区間が多いためすぐに限界がきます。

 今はまだ被災者の救出と生存を優先する段階なので、ローカル線の今後を考える状況ではないのですが、三陸鉄道の一部が復旧し、地元の人々に小さな喜びを与えたと聞きます。汽車の汽笛が聞こえてくる事は、どこか心理的に安心感を与えてくれるのでしょうか。


 さて、首都圏の鉄道は、停電の影響でまだ間引きですが、東京に近いエリアはほぼ準平常どおりって言ってもよいのではないでしょうか。また、停電も解消されつつあるとの事です。ただ、地域にすごい差をつけていうようで、旧東京市域と菅直人の地元武蔵野の選挙区あたりは除外されているとの事。

 これだけ科学技術が発達した今、病院や行政機関に優先してピンポイントで電力がいく、というような仕組みがなっていないのに意外感はあります。
 それに、都区内の中心部は街の無駄なネオンがすぐに戻ってくるのでしょうか。のどモト過ぎればすぐに忘れますからね。まだ事態は非常時なのに。

 鉄道の回復はあくまでも東京に近いエリアと地震と関係がなかった日本海側だけです。相模線や御殿場線、房総の一部、(北関東その他たくさん)などは相変わらず復旧しておらず、また、動いていても東京から離れるに従って運休率が高いです。

 実は東海道線は、熱海から西は1時間に2本体制を採っています。熱海までは特急以外はフツウに動いてるのですが、丹那トンネル越えの列車が激少です。でも新幹線はガンガン走っているというこの矛盾。実は、静岡県は富士川より東は東京電力管内で、該当の東海道線の電気は東京電力から引いているため影響があるらしく大きな間引きをしてます。

P3201240.JPG
(沼津駅の暫定時刻表 2011.3.20現在)

 東海道新幹線は、富士川より東は東電から引いていますが、周波数を変電所で換えて走らせています。自主電源ではありません。新大阪〜米原までは関西電力、岐阜羽島〜静岡までが中部電力、そして新富士〜東京までが東京電力です。浜松町・綱島・西相模・沼津の4箇所にある周波数変換変電所で東京電力から受電後50Hzから60Hzへの変換を行っています・駅構内の電源周波数は50Hzのままです。経済的に在来線を止めるよりも新幹線が止まったら影響が大きいのを考慮しての現状でしょうか。よくは解りません。

 そんな中、昨日・おとといと静岡県沼津市にある親戚のところへ行ってお彼岸の墓参りに行ってきました。思えば、ここ4,5ヶ月、いろいろな事がありすぎました。世の中、まだ落ち着いてはいませんが、何とか静かに墓前の前で手を合わせてきました。

 親戚の家は、駿河湾の一番奥にあり、よって、一番津波が怖いところに位置しています。家は海抜50センチのところにあり、あの東北太平洋の津波の映像を嫌というほど観てしまった今となっては覚悟をするしかありません。

P3201242.JPG

 現地では、「今まで東海地震、地震って騒いで防災訓練とかしていたけど、全然アマちゃんだったね。ここは三陸の人たちに比べて決して防災意識が高いなんて言えないよ。」
 幸いな事に、この集落には目の前に高台が迫っているので、10分もあれば避難できます。ただ、避難したところで家は確実に流されるし、その後の生活に絶望するだけのこと。脱力感だけが漂います。

 もっと深刻なのは沼津市中心部です。あそこには一応、海岸線に沿って5メートルほどの堤防が築かれていますが(中心部付近だけさらに高いけどそれでも10メートルいくかいかないか)、あの津波が着たら確実に、そしてゆうに津波が超えて街ごとさらいます。特に市内は高台がはるか遠くにあり、高台避難は難しく、マンションなど高層建築物が流されなければよいのですが、想像を絶する被害が出ることは間違えないでしょう。

 そんな事を思いながら街をゆくとガソリンスタンドにぶちあたります。関東圏と違って車の列が出来ていません。スーパーにもカップラーメンが沢山あります。さすがに電池は空っぽでしたが・・・ある人が言っていました。
「物流の停滞も影響あるけど、確実に買いだめしていた人が沢山いたよ」との事。地震の被災地、間接被災地関係なく、全国的な事態なのでしょうか。

 因みに、今日突然また放射線測定値が上昇しています。報道では何も触れられていません。何かきな臭く、隠しているのではないか、と不信に陥っています。
http://www.atom.pref.kanagawa.jp/cgi-bin2/telemeter_dat.cgi?Area=6&Type=W

P3201243.JPG
posted by kazunn2005 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月13日

東北太平洋大震災:鉄道被害状況

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031200487

昨日は昼に帰りましたが、乗車規制をしていまして、混雑で大変でした。京急から観ると、横須賀線は鶴見付近で地震発生当時のまま立ち往生でしたし、東海道線も運行開始したとはいえまだダイヤがマヒ状態でした。京浜急行との違いは、会社や路線網が大きいので迅速な動きができないことでしょうか。京浜急行には感謝です。

 私も徒歩で帰ろうとしましたが、40キロも無理だと悟った結果、おとなしく電車が動くまで会社で待機していました。水もあるし、非常食もくれるしね。ただ、オフィスは7階で余震はものすごく毎回揺れました。それに、電車の復旧見通しが立たなければ徒歩を覚悟していました。
 家に着いた時は本当にホッとしました。ただ、私には彼女も奥さんもいないので、私のような苦労など、家庭持ちの人に比べれば屁の様なものです。

 やはり、通勤距離が長いことは問題ですね。

 
 ところで、地震に関する報道をずっと観てました。あまりにも現状が悲惨で涙が出そうになりました。これが日本で起こったことか、私が知っている大船渡、宮古、釜石の町、浜通りの常磐線はどんな惨状になっているかと思うといたたまれない想いです。

 多くの方が震災関連のことを書いているので、私は鉄道について少し書きます。

 
 ● 今回の地震で鉄道路線も相当やられています。特に地震よりも津波の方が甚大です。そしていくつかの列車が津波に飲み込まれました。

 震災直後の報道による列車の被災情報は、常磐線、大船渡線、山田線 仙石線、気仙沼線、三陸鉄道で、そのうち、連絡が取れないと報道されたのは列車は6本(大船渡線2、山田線、仙石線、気仙沼線、三陸鉄道南リアス線の各1)との事でした。その後、この記事にある通り、人命についてはいくつか無事である事が確認されています。もちろん、車輌は・・・

 津波発生後53時間たった今の報道の情報ですが、まず、岩手県の三陸鉄道です。三陸鉄道は、八戸線と接続する久慈と宮古を結ぶ北リアス線と、釜石と大船渡市の盛とを結ぶ南リアス線とがあります。状況は、

 ○ 三陸鉄道

・北リアス線 116D - 白井海岸→普代間で停車。昨晩中に全員無事救出。
・南リアス線 213D - 吉浜→唐丹間で消息を経つ??

 ・吉浜駅:駅が避難所になってると言う情報有。
 ・甫嶺駅:津波で流出した模様。
・陸前赤崎駅:周辺が壊滅的な被害を受けてる模様。駅の流出の有無等の詳細は不明。
2..三陸鉄道 宮古〜田老〜久慈 (2).jpg
(田老付近を走る三陸鉄道北リアス線:筆者撮影・1995年)
1..1995.8.10 三陸鉄道 盛〜釜石 (4).jpg
(釜石駅構内に入る北リアス線からの写真:1995年)

 八戸線は、多くを青森県側を走っています。脱線、死者などの報道はありませんが、津波で陸中八木駅流された、という情報だけはあります。

 ○ 山田線

 山田線は、宮古から釜石までが海岸地域を走ります。情報としては、
 ・山田線…1647Dと思われる列車が被災?

 ○ 大船渡線:
 大船渡線は一関と大船渡を結ぶ路線ですが、気仙沼から大船渡・盛まで海岸地域を走ります。被災状況は、大船渡を走っていた列車の確認が12日に取れた模様です。この記事にあるとおり乗客は共に地元の小学校へ避難し、全員無事(車両不明) らしいです。大船渡線に関しては以下の状況のようです。

・大船渡線の盛駅付近…列車が被災
・大船渡線の大船渡〜下船渡間…列車が被災
http://jan.2chan.net/up/r/src/1299857182625.jpg
(大船渡付近の線路の様子)

 大船渡線は、大船渡の市内と陸前高田、気仙沼などの市街地は比較的海に近いところを通ってますが、その他は山の中です。その市街地部でやられた模様です。
1995.8.10 大船渡線 一ノ関〜盛 (8).jpg
(大船渡湾沿岸を走る大船渡線列車(1995年)、ここは被災した模様です)

 駅の被災情報です。
 列車は、大船渡線の盛駅付近、大船渡〜下船渡間…列車が被災。
 ・盛駅:津波が到達し浸水した模様。流出の有無等の詳細は不明。
 ・大船渡駅:駅舎が流出(ANNより私Kei@ツバサ先輩が確認)。駅名標の流出も確認。
 ・細浦駅:地区の被害は甚大らしいが、駅自体の詳細は不明。
 ・小友駅:津波の被害に遭った模様。
 ・陸前高田駅:駅舎は流されて跡形もない模様。

 ○ 続いて気仙沼線です。

 気仙沼線は、車窓に海はあまり見えず、比較的新しく開業した路線で路盤は強く造られているはずで、他と比べて高架橋区間が多いのですが、気仙沼-志津川の南まで約40キロは、海に近いところを走る区間が多いです。
 気仙沼線の被災については、気仙沼湾沿いの最知〜松岩駅間…2942D が脱線 し、運転手が津波到達前に乗客を誘導しているらしいですが、その後連絡が取れていないようです。場所が場所ですので・・・
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031200155
 http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110313t13020.htm
 不動の沢駅:火事が来ておらず無事の模様。
 南気仙沼駅:駅舎は跡形もなくプラットホームだけとなり、無残な姿に。
 松岩駅:近くのコンビニの屋根まで津波が来た模様。駅自体の詳細は不明。

 ○ 石巻線:
 
 石巻線は海辺を走る区間はあまりないのですが、内湾の万石浦という海スレスレを走っており、万石浦に津波が入ってきた、という報道もあるので被災した可能性もあります。因みに、終点の女川の町は外海に面しており、悲惨な被害を受けています。

 ・女川駅:壊滅的な被害を受けてる模様。
 ・浦宿駅:津波は到達した模様だが、規模は不明。駅自体の詳細も不明。
 ・万石浦駅:詳細は不明。
 ・渡波駅:周辺が壊滅的な被害を受けてるそうだが、駅自体の詳細は不明。
 ・陸前稲井駅:津波は到達した模様だが、規模は不明。駅自体の詳細も不明。
 ・石巻駅:ホームまで水が溢れた模様だが、駅自体の詳細は不明。

 ○ 仙石線です。こちらは頻繁に報道されていました。仙石線の野蒜〜東名間…1426S(205系M9編成・仙セン)、野蒜〜松岩間…3353S(205系)が被災(乗客救助済み?) が津波で流され脱線、横転しました。報道では、『地震発生以来、連絡がつかなかった岩手、宮城両県の海岸沿いを走る列車計4本のうち、宮城県東松島市のJR仙石線野蒜(のびる)駅と東名(とうな)駅の間を走っていた4両編成の列車では、取り残されていた乗客11人が県警のヘリコプターに救助された。』とあります。よかったです。

 列車は山側に流され、線路から外れて連結部分でL字型に折れ曲がり脱線している状態で止まっていたようです。
http://sankei.jp.msn.com/life/photos/110312/trd11031214240009-p1.htm
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0312/TKY201103120267.jpg
http://www.yomiuri.co.jp/feature/graph/201012wind/garticle.htm?ge=863&gr=3497&id=105207

 ○ 最後に常磐線です。常磐線は、宮城県岩沼市から、福島県浜通り地方を通って茨城県太平洋沿岸、日立市南部より内陸に入り、水戸を経由して首都圏にいたる幹線です。基本的には海岸地域を走っていますが、実際の海岸線より2キロから5キロ内陸に入ったところを走っており、海はあまり見えないのですが、そんなところにも津波が押し寄せ、壊滅的な被害を受けました。
 列車の被害です。

・常磐線の新地駅…244M(E721系2両×2編成・編成不明)が、津波で流され横転・大破  
http://up.pandoravote.net/up4/img/panflash00027741.jpg
http://www.sanspo.com/shakai/photos/110313/sha1103130507014-p1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/photos/110312/dst11031222110288-p1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/photos/110312/dst11031222110288-p9.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/photos/110312/dst11031222110288-p4.htm
(いずれも産経の記事と画像)

 福島県新地町のJR常磐線新地駅構内では、4両編成の列車が横転。大津波警報で駅構内に緊急停車したあと、駅舎とともに波に流されたとみられ、しかし、乗客と乗員全員は、被災前に避難して無事だった、との事です。

・常磐線 高貨92レ - 山元町内で転覆(ED75 1039牽引)、乗務員無事確認
http://up.pandoravote.net/up4/img/panflash00027718.jpg
 貨物列車は、北海道から首都圏へ紙製品や野菜を運んでいた模様で、重い機関車だけが踏ん張り、あとのコンテナは流されたようです。
 
 (写真・テレビ画像は、いずれも大手報道機関のものを利用させてもらいました)

 これら被災した鉄道各線の情報は今も混乱したままです。おそらく、三陸の鉄道はもう復旧できないかもしれません。このまま廃線が濃厚です。仙石線や常磐線は復旧するかもしれませんが、ただ、福島の原発がすごく心配です。政府の隠蔽体質がすごくむかつきます。

 私も母方に福島県二本松市に親戚がおりますので、とっても心配です。

 今回の震災は、北海道から茨城県の沿岸に掛けて、大津波は想像を絶する規模の被害をもたらしました。何百年に一回、という災害が生きているうちにやってきた事に毛が震えます。日本に住んでいる以上、運命なのかもしれません。

 大金はたいて自然に立ち向かうべく大堤防を築くか、それとも自然を受け入れていかに生き延びることを重視するか、それしかないのかな?

 これで東海・南海沖地震は絶対に来るし、大津波が来ればどのような事になるか簡単に想像できるようになりました。私も真剣に防災意識をしなければ、と痛感しました。

 明日、ここ横須賀は夜7時から計画停電だそうです。でも、被災者のことを思うとそんなの屁でもありません。心が痛みます。
1992年3.28 大船渡線 〜盛 (1).jpg
posted by kazunn2005 at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月06日

今宵の鉄道雑談

英国の高速鉄道事業、日立製作所が受注へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1521339&media_id=88

 日本新幹線(高速鉄道)の海外への売り込み話題を聞く時代になって久しいですが、現在の所、その結果はあまり芳しいものではありません。そんな中、ヒタチ製の車両が英国の土地へ本格的にわだちを奏でる事になった事はうれしい限りです。

 ヒタチ製の車両は、すでに英国の在来線で実績を積み重ねてました。これは2007年にユーロトンネル関連の事業で日立製の車両が輸入された際の英国でのニュースです。
http://www.railwaygazette.com/news/single-view/view/hitachi-class-395-emu-arrives-in-britain.html

 なかなか入札も出来ず苦労をしました。何かして受注を得、輸出しても当初は苦情も多く、先進国、特にすでに鉄道文化がある国の信用を得るのは大変な事でした。イギリスでは、ヒタチ製の車両を輸入する、と報道されると、リーマンショック後の経済危機で雇用喪失にあっていた労働組合などから猛反対を受けました。

 こうした背景もプラスして、さらにイギリスの財政危機が追い討ちをかけ、一時は高速鉄道導入がご破算になりかけていましたが、原油高騰や二酸化炭素削減意識の高まりで必要性が増し、かといって自前で高速鉄道関連をすべて用意することが困難になっていたイギリスの産業構造もあり、予算を減らしてでも高速鉄道計画のために外国の企業に頼りました。それがヒタチに矢がついに当たったのです。

 本来はライバルの大陸系シーメンス(独)とアルストム(仏)の2社が有力でした。しかし彼ら英国人のプライドが許さなかったのでしょうか、ヨーロッパ大陸の企業には託しませんでした。やはり、かつての日英同盟の相手、信用がある東洋の島国、欧州では無名だが実績のある日立に決まりました。ましては日本の鉄道は英国が起源でありお手本という間柄。そのネタを盛んにスピーチしました。

 英国のヨークにある鉄道博物館には、日本の0系新幹線が展示されてます。日本の鉄道技術がハイレベルであることは、一般レベルでも認知されています。
29.ヨーク 鉄道博物館3.jpg
(ヨークの鉄道博物館)

 ところで、昨今日本の新幹線を海外に・・・とよく報道されていますが、私は無理しても輸出にこだわる必要はないかと思っています。
 確かに国内の鉄道産業は頭打ちで発展性が限られています。だから海外に出るしかないのでしょう。しかし、海外、特に新興国の場合は実績や定評は二の次で、政治力と金(安さ)、それに条件が重視されます。

 たとえば、ブラジルなんか例にとると、
「オタクのシンカンセンをうちで走らせませんか?将来有望なビジネスになりますよ」

とブラジル側が日本側に言い寄ってきます。
「じゃ、入札しますよ」
と喜んでいると、突然、
「入札期限を延期しまーす。中国や韓国さんが安く売ってくれるというので」
「え〜、そりゃないよ」
「中国や韓国さんは、日本の半分、いや、三分の一以下でやってくれるそうですよ。日本さん、価格を下げてくれたら考えましょ。それも、開業後、もし赤字になってもそちらもちで、事故やトラブルの責任も40年間はそちらもち。どうでしょうか」

 中国や韓国は採算を度外視してでも落札して実績を作りたいがためにダンピングまでしてきます。なぜそんな事が出来るかというと国家の全面バックアップがあるのでなりふり構わずです。

 日本は今までの技術開発費、実績作りに膨大な金がかかっています。まして中国は、日・仏・独の高速鉄道のいいとこ取りして
「うちの技術だ」
と言ってはばからず、開発費などはかかっていないため安くて当然です。40年かかって成し遂げた日本の新幹線技術も、中国にかかれば、
「わずか3年で日本に追いついた」
と大はしゃぎです。

 因みに、私がイランのテヘランで見かけた地下鉄の構内や車両には『中国製』と全面に打ち出していました。しかし、私が見るところ、どう考えても日本の技術なんですよね。車両なんかもまさしく日本。
 私が最期に中国大陸に行った2003年時にはまだ本格的な高速鉄道は中国にありませんでした。それが今や高速鉄道を売る側なんですからすごいですね。因みに韓国では早速、地震でもないのに最近脱線してます。

 日本がブラジルの高速鉄道ビジネスから撤退の決断をしたとき、ブラジル側は焦ったそうです。やはり本心では相手も日本に落札して欲しかったのでしょうね。

 ビジネスにならない事業には無理してやらないほうがいいと思います。国家事業で損をして後で大量の日本人の税金で穴埋めしなければいけないのですから。この考え、保守的かもしれませんが・・・
 ところで、中国・韓国様方は、相手側の政権関係者に賄賂を贈っては高速鉄道など大花火的な大事業が彼らは大好きです。日本は日本で中古車両を売ったり、都市鉄道(通勤電車)、都市間鉄道のビジネスに静かに参入して着実に実績を作った方がいいのでは、と思います。

 
 全然関係ない話ですが、毎日、長距離通勤していますととっても嫌になることがあります。それは、あの日本独特の無言の車内。多くが携帯かゲームに夢中になっているシーン。それでいて酔っ払いが絡んできて喧嘩になることも・・・

 特に朝のあのよどんだ雰囲気、これから嫌な職場に向かわなければいけない、と思っている心はみな同じでそれが車内に充満しています。

 そんな通勤地獄の毎日ですが、一つだけ・・・

 精神的に痛めつけられた日の帰りの電車内、疲れ果ててつい眠ってしまいました。ふと眼が覚めてみると私は隣の女性の肩に大きく寄りかかっていたではありませんか。それでも、あえて数秒そのままでいてみました。彼女は特に拒否しているような感じはありません。何だか、すごく久しぶりに甘えた心境に・・・
「すいません・・・」
ととっさに眼を覚ましたふりをして小声で謝って姿勢を正しましたが、彼女をどこかで観た覚えがあります。そう、たまに朝、同じ車両で出会う、顔見知りの人でした。名前も心も知りません。

 彼女は『日本語教師』の本をまるで私に見えるように熟読しています。私は何度も声を掛けようとしましたが、見知らぬ人に電車内で声を掛ける、という事はここ日本では半ばご法度。
「変な人」
と思われるか、
「ストーカー」
扱いされるのがせきの山。

 しかし、それでも声をかけたい、そんな事ばかり考えていました。

 彼女とは同じ駅で降ります。あちらもこちらをチラチラ見ている事は気付いていてもどうする事も出来ません。結局、何もないまま彼女はタコヤキ屋の前から姿を消してしまいました。

 あの日以降、私は毎日、彼女がいないか、帰りの電車内で意識をしてしまっています。残念ながら彼女はあれ以降見かけていません。

1.Holyhead駅(英国側港駅).jpg
posted by kazunn2005 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行